プロレスはスポーツ?ショー?

日本と海外でプロレスの見方が全く異なるようです。
プロレスは、スポーツ?ショー?その他ジャンル?
どのジャンルに当てはまるのか?賛否両論の的になる部分であり、見方は人それぞれです。
プロレス界のレジェンドであるリック・フレアーがこう述べていました。
「アメリカはショーとして見るが、日本はスポーツとして見る」
プロレス大国は、アメリカ、メキシコ、日本です。
カナダ・イギリスも盛んですが、ここは三カ国を挙げていきます。
それぞれの見方としては、各国の文化の違いが表れているようで興味深いところです。
アメリカ・・・「ショー」
プロレスはエンターテイメントとして広く認識されており、スーパーマーケット最大手ウォルマートのおもちゃコーナーにWWEスーパースター(ジョン・シナ等)やプロレスリングのフィギュアが必ずといっていいほど置いてあります。
WWEを知らないアメリカ人はいないのではないでしょうか。
最大イベントの「レッスルマニア」では、大規模な会場で大きなスクリーン、花火打ち上げ等、非現実的な演出が凝っており、もはやプロレスの域を超えています。
メキシコ・・・「国技」
ルチャ・リブレ(メキシコのプロレスはそう呼ぶ)は、伝統的な国技として認識されており、日本でいうと相撲でお茶の間で視聴されています。
場所によりますが、プロレスのリングが置いている公園があり子どもたちがルチャ・リブレごっこしたり、昼で働いているピザ屋のおじさんが夜になるとマスクを被って試合出場なんてこともあります。
聖地であるアレナ・メヒコ付近でルチャドール(メキシコのレスラー)のマスク等のグッズが売られていて活気を感じることができます。
日本・・・「スポーツ」
ややスポーツ色が強く野球やサッカー同様、勝敗結果を重視する傾向があります。
各新聞のスポーツカテゴリにプロレスの記事を掲載されているため、スポーツとして認識されているのもあるでしょう。
好きになる人を選びますが、日本プロレスの技術力の高さは各国で評価されており、日本で活躍イコール出世コースになっているため、参戦を希望されている外国人レスラーが多いです。
最後に…
日本プロレスの印象は、「痛そう、、」「怖そう、、」等、よく聞きますが、スポーツとして見ているからこそ避けられているのではないでしょうか。
そのため、日本では普及しにくい原因の一つかもしれません。
アメリカのようにショーとして見方を変えてみると、また違った捉え方に触れることができますので機会があれば別の見方でプロレス観戦を楽しんでください。